FX4クラウドの「レジからのデータ受信」の方法

レジからのデータ受信の画面

タブレットPOSレジから、TKCデータセンター(TISC)を経由してデータを自動で受信し、そのデータをもとに仕訳を計上することができます。

税理士法人 都心綜合会計事務所

「店舗の選択」画面、及び操作方法

「店舗の選択」画面
操作方法
  1. 当機能を利用するためには、予め「レジとの連携設定」および「受信開始日等の登録」が必要です。
  2. 当メニューの起動時に、当機能を利用すると設定した店舗の最新のデータを自動的に受信します。

    ■ワンポイント■ 受信するデータについて
    以下の期間内にタブレットPOSレジで入力したデータが、自計化システムに受信されます。
    (1) 自年月日:「当月(直近の月次決算完了月の翌月)の開始日」と「受信開始年月日」と「Airレジとの連携設定を行った日(※)」のなかで、最も大きい方の日付。(※)当項目は、Air レジをご利用の場合のみ考慮されます。
    (2) 至年月日:「本日の日付」。

    ■ご注意■ Air レジのデータは、レジ締め後1~2時間で受信できます。
    Air レジのデータは、Air レジで設定したレジ締め時刻から1~2時間経過すると、受信できます。Air レジで入力した取引が、即時に自計化システムに反映されるわけではありません。
  3. 受信が完了すると、[データ確認]ボタンが押せるようになります。
    ボタンをクリックすると「受信済データの一覧」画面に進みます。
  4. [仕訳ルール一覧]ボタンで「仕訳ルールの一覧」画面が起動します。
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「受信済データの一覧」画面、及び操作方法

「受信済データの一覧」画面
操作方法(データの確認)
  1. 店舗の選択画面から、[データ確認]ボタンをクリックすると、その店舗の受信済データの一覧が表示されます。
  2. 画面に表示される項目は、以下のとおりです。
    項目(列)表示内容
    1仕訳計上
    1. 要確認
      補正が完了していない、または確認が必要なデータです。ドリルダウンした後、取引を補正することで、②の「可」となります。

    2. 補正済のデータです。
    3. 対象外
      [F9 計上対象外]ボタンにより、仕訳を計上しないとした取引です。
    2月日受信したデータの「営業日」が表示されます。
    3取引区分受信したデータの「取引区分」が表示されます。表示される取引区分は、レジごとにことなります。
    4支払方法受信したデータの「支払方法」が表示されます。当項目は、Air レジ上で、自由に登録することができます。
    5税率受信したデータの「税率」を表示します。
    7レジ端末受信したデータのレジ端末のIDが表示されます(スマレジのみ)。
    8商品カテゴリ受信したデータの商品カテゴリが表示されます(ユビレジ、スマレジ)。
    (スマレジでは「部門」にあたります)
    9取引金額受信したデータの「取引金額」が表示されます。(F7 キーで、取引金額と内、消費税等を切替)
    10補正結果のうち、「課税区分」を表示します。
    11補正結果のうち、「事業区分」を表示します。
    12借方科目補正結果のうち、「借方科目名」を表示します。
    13貸方科目補正結果のうち、「貸方科目名」を表示します。
    14元帳摘要補正結果のうち、「元帳摘要」を表示します。(F8キーで、元帳摘要と取引先名を切替)
  3. タブレットPOSレジからのデータ受信機能では、レジで入力されたデータを、取引年月日、取引区分、支払方法ごと等に集計して表示しています。
    取引内容の確認・補正等は、集計単位ごとに行います。
  4. ただし、課税売上」、「輸出売上」、「非課税売上」、「値引返品(課税売上)」および「値引返品(非課税売上)」以外の取引区分は、取引の目的、内容などが各取引で異なるため、集計されません。
    このため、これらの取引については個別に確認・補正し、仕訳を計上します。
  5. 登録済みの「仕訳ルール」の条件部に該当する取引である場合、「仕訳ルール」の内容に基づいて科目や課税区分等が自動表示(初期表示)されます。
    a.仕訳計上対象外とする「仕訳ルール」
    「仕訳計上」欄が、「対象外」となります。
    b.仕訳を初期表示する「仕訳ルール」
    科目や課税区分等が自動表示されます。なお、「仕訳計上」欄については、取引の内容に応じて自動表示されます。
    1. 取引区分が「入金」、「出金」、「会計修正」および「未区分取引」の場合
      「仕訳計上」欄は、「要確認」となります。
    2. その他取引区分の場合
      仕訳の形式要件を満たした「仕訳ルール」が適用された場合は、「仕訳計上」欄は「可」となります。それ以外の場合、「仕訳計上」欄は「要確認」となります。
    ※1、2いずれの場合であっても、取引の内容を確認してください。
  6. ただし、1つの取引に複数の「仕訳ルール」が登録されている場合は、科目や課税区分などは自動表示されません。仕訳の補正画面起動時に、仕訳ルールを選択します。
  7. 画面左上の[ルール再適用]ボタンをクリックすると、受信済みの「要確認」の取引に対して、仕訳ルールが再度適用されます。
  8. 「仕訳ルール」の詳細は、「仕訳ルールの確認・変更」(近日作成予定)をご覧ください。
  9. 取引の内容を確認し、仕訳を計上するかを判断します。
    a.仕訳を計上しない取引
    [F9 計上対象外]ボタンにより計上対象外とします。
    b.仕訳を計上する取引
    該当行でダブルクリックまたはエンターキーを入力し、その仕訳の補正処理へ進みます。

仕訳の計上単位について

利用するレジにより、仕訳の計上単位を次の中から選択できます。

※仕訳の計上単位は、自社情報タブの「24 レジからのデータ受信準備」-「3 仕訳の計上単位の設定」メニューで行います(ユビレジ、スマレジのみ選択可)。

レジの種類選択可能な仕訳の計上単位
Air レジ①取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗
ユビレジ①取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗
②取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗・商品カテゴリ
スマレジ①取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗
②取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗・レジ端末
③取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗・商品カテゴリ
④取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗・レジ端末・商品カテゴリ
(前提)
・飯田橋店、新宿店の2店舗があります。
・飯田橋店には2台のレジ(レジA、レジB)、新宿店には1台のレジ(レジC)があります。
・「取引区分」は、すべて「課税売上」です。
・支払方法は、「現金」および「クレジットカード」の2種類です。

【レジで入力したデータ】(例)
営業日店舗商品カテゴリ取引区分支払方法取引金額
12017.11.01飯田橋スタイリング課税売上現金¥10,800
2課税売上クレジットカード¥21,600
3化粧品等課税売上現金¥32,400
4課税売上クレジットカード¥43,200
5新宿スタイリング課税売上現金¥54,000
6課税売上クレジットカード¥64,800

FX4クラウドで受信すると、以下のようになります。

①仕訳の計上単位が【取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗】の場合
1)店舗の選択画面で、「飯田橋店」を選択した場合に、取引一覧画面に表示される内容

取引年月日取引区分支払方法取引金額
12017.11.01課税売上現金¥43,200
2課税売上クレジットカード¥64,800
32017.11.02課税売上現金¥172,800
4課税売上クレジットカード¥194,400

2)店舗の選択画面で、「新宿店」を選択した場合に、取引一覧画面に表示される内容

取引年月日取引区分支払方法取引金額
12017.11.01課税売上現金¥54,000
2課税売上クレジットカード¥64,800
32017.11.02課税売上現金¥118,800
4課税売上クレジットカード¥129,600

②仕訳の計上単位が【取引年月日・取引区分・支払方法・税率・店舗・商品カテゴリ】の場合
1)店舗の選択画面で、「飯田橋店」を選択した場合に、取引一覧画面に表示される内容

取引年月日取引区分支払方法商品カテゴリ取引金額
12017.11.01課税売上現金スタイリング¥10,800
2課税売上クレジットカードスタイリング¥21,600
3課税売上現金化粧品等¥32,400
4課税売上クレジットカード化粧品等¥43,200
52017.11.02課税売上現金スタイリング¥75,600
6課税売上クレジットカードスタイリング¥86,400
7課税売上現金化粧品等¥97,200
8課税売上クレジットカード化粧品等¥108,000

2)店舗の選択画面で、「新宿店」を選択した場合に、取引一覧画面に表示される内容

取引年月日取引区分支払方法商品カテゴリ取引金額
12017.11.01課税売上現金スタイリング¥54,000
2課税売上クレジットカードスタイリング¥64,800
32017.11.02課税売上現金スタイリング¥118,800
4課税売上クレジットカードスタイリング¥129,600

【計算式】
取引区分別、支払方法別の取引金額(※)は、次の計算で算出しています。
取引金額 × (支払方法 - お釣り) / (預り金 - お釣り)

※仕訳の計上単位を「商品カテゴリ」別としている場合は商品カテゴリ別の取引金額、
仕訳の計上単位を「レジ端末」別としている場合は商品カテゴリ別の取引金額、
仕訳の計上単位を「商品カテゴリ」かつ「レジ端末」別としている場合は商品カテゴリ別の取引金額

(ご注意)
スマレジをご利用の場合、1回の取引で、任意登録した支払方法のお釣りあり/なしの両方が利用され、かつお釣りが発生する取引の場合、取引区分別、支払方法別の売上金額を正しく計算できません。


■ご注意■
銀行信販データ受信機能等をご利用の場合、仕訳の二重計上にご注意ください。

  1. 銀行信販データ受信機能や、TKC証憑ストレージサービス(TDS)との連携機能をご利用の場合、同一の仕訳が計上される虞があります。主な例としては、以下があります。
    1. レジ内の現金を、銀行信販データ受信機能で処理している預金口座へ預け入れた場合
    2. レジから出金した現金で物品を購入し、そのレシートをTKC証憑ストレージサービス(TDS)へ登録した。その後、「スキャンデータからの仕訳計上」メニューで仕訳を計上した場合。
  2. 仕訳の二重計上の発生を防ぐため、「仕訳計上対象外とする」仕訳ルールの作成をご検討ください。
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「仕訳の補正」画面、及び補正方法

「仕訳の補正」画面
仕訳の補正画面の表示
  1. 受信済データの一覧画面で明細を選択すると、仕訳の補正画面が表示されます。なお、1行目の仕訳は削除できません。
  2. 画面上部中央に、表示された仕訳の状態が表示されます。それぞれ次の通りです。
    1. 「要確認」(背景色:赤色)
      補正が完了していない、または確認が必要なデータです。当画面での補正処理または確認処理を経て仕訳計上できるようになります。
    2. 「確認済」(背景色:青色)
      補正済及び確認済のデータです。
    3. 「計上対象外」(背景色:灰色)
      [F9 計上対象外]ボタンで、仕訳を計上しないとしたデータです。
  3. 表示している取引に該当する仕訳ルールがない場合、1行目の仕訳の「年月日」と「取引金額」に、受信したデータがセットされます。
  4. 表示している取引に該当する仕訳ルールが1件ある場合、「仕訳ルール」の内容に基づき、科目や課税区分などが自動表示(初期表示)されます。
  5. 表示している取引に該当する仕訳ルールが複数ある場合
    1. この場合、補正画面起動時に、「仕訳ルールの選択」画面が表示されます。今回適用する「仕訳ルール」を選択してください。[F8 省略]ボタンをクリックすると、既存の「仕訳ルール」を適用せずに新規に仕訳補正を開始します。
    2. 仕訳の補正画面上部の[ルール再選択]ボタンを実行することで、「仕訳ルール」を選び直すことができます。誤って意図しない「仕訳ルール」を選択した場合などにご利用ください。
  6. 補正画面下部には、補正している取引の情報が表示されます。
    項目内容
    1店舗名取引の「店舗名」です。
    2取引区分取引の「取引区分」です。
    3レジ端末取引の「レジ端末ID」です。レジ端末IDは、スマレジ上でご確認いただけます。
    4商品カテゴリ取引の「商品カテゴリ」です(スマレジでは「部門」にあたります)。
    5取引金額取引の「取引金額」です。
    6支払方法取引の「支払方法」です。
    7内、消費税等取引の「内、消費税額」です。
    8税率取引の「税率」です。
    9コメント取引の「コメント」です。タブレットPOSレジでは、取引と併せてその取引に関するコメントを記録することができます。当欄では、その入力内容を表示しています。
    なお、画面の表示領域上、タブレットPOSレジで入力した内容すべてを、表示できません。ご了承ください。
仕訳の補正処理
  1. 画面上部の[行訂正]ボタンをクリックすると画面が入力モードになります。画面下部の仕訳情報などを参考に、科目や課税区分などを補正します。
  2. 入力モード時は、「伝票(5伝票型)」の入力画面と同様の機能です。[F2 仕訳辞書]ボタンで仕訳辞書、[F7 仕訳DB]ボタンで仕訳DB機能もご利用いただけます。
  3. 「伝票(5伝票型)」との相違点は以下の通りです。
    1. 取引金額0 円の仕訳は入力できません。
    2. 伝票番号を自動付番する設定の場合、仕訳読込時に自動付番するため、「伝票番号」は入力できません。
    3. 当画面では、次の処理を省略します。これらの処理は、受信済データの一覧画面で[F4 可仕訳計上]ボタンをクリックして仕訳を計上するタイミングで処理します。
      • a.手形の選択
      • b.手形の登録
      • c.電子記録債権の選択
      • d.電子記録債権の登録
      • e.回収・支払予定日の入力
    4. タブレットPOSレジからのデータ受信機能の補正画面では、証憑をスキャン(都度スキャン)することはできません。
    5. 受信した取引の「取引金額」と補正した仕訳の「取引金額の合計」が一致しないと、補正済の扱いになりません。
      一致しない場合、画面下部に「①入力した取引金額合計」、「②受信した取引金額との差額」が表示されます。
      ②を0 円にするまで、補正済の扱いになりません。
    6. 消費税関連のチェック
      a.「課税売上」、「非課税売上」、「値引・返品(課税売上)」、「値引・返品(非課税売上)」の「取引区分」の場合、消費税について以下のチェックを行います。
      • 受信した取引の「税率」の「税率」を入力しているか
      • 受信した取引の「内、消費税等」と、補正した仕訳の「内、消費税等の合計」が一致しているか

      「内、消費税等」が一致しない場合、画面下部に「③入力した内、消費税等合計」、「④受信した消費税額との差額」が表示されます。
      ④を0 円にするまで、補正済の扱いになりません。
      上述の5)および6)の差額チェックに該当した場合、取引を「確認済」に変更することはできません。
      この状態で、[F4 確認済]ボタンをクリックすると、下のメッセージが表示されます。
      エラー
      ■ご注意■ 「内、消費税等」のみに差額が発生する場合の処理について
      タブレットPOSレジと自計化システムの消費税の端数処理が異なるため、「内、消費税等」に差額が生じる場合があります。この場合、「内、消費税等」を実額入力する必要があります。
      「取引金額」を入力した後に、下の確認メッセージが表示されますので、「いいえ」を選択し、「内、消費税等」に金額を入力します。確認メッセージ
  4. 消費税の仕入れ税額控除要件チェック
    「会社情報」タブの「4 消費税情報」メニューで「取引入力時の仕入税額控除要件チェック」が「する」と設定されている場合、課税仕入れ取引(課税区分[5]~[78])の入力時に次の項目のいずれかが空欄の場合、下のメッセージが表示されます。
    警告
    会計伝票の入力に戻って当該項目を入力する場合は[いいえ]ボタンを、このまま更新する場合は[はい]ボタンをクリックしてください。
    1)輸入課税仕入れ取引(課税区分が[55],[65],[75])の場合
    a.「実際の仕入れ年月日」
    b.「元帳摘要(仕入れ資産等の総称)」
    2)輸入以外の課税仕入れ取引(課税区分が[5],[51],[57],[58],[6],[61],[67],[68],[7],[71],[77],[78])の場合
    a.「取引先名(仕入先の氏名又は名称)」
    b. 「実際の仕入れ年月日」
    c.「元帳摘要(仕入れ資産等の総称)
  5. 1件のデータで複数の仕訳を補正入力する場合の処理方法
    仕訳の補正画面では、画面上部の[複数仕訳]ボタンにより、2行目以降に受信したデータに関連する仕訳を追加入力することができます。追加入力した仕訳についても、補正した科目や課税区分などを学習します。
    1件の取引を複数の仕訳に分解して入力するためには、受信したデータから自動転記した1行目の仕訳の取引金額を変更する必要があります。
  6. 補正が完了すると、画面中央上部の表示が「確認済」に変わります。[F3 次仕訳]ボタンをクリックして、次の仕訳を補正します。
  7. 仕訳ルールの登録について
    1. 当画面で補正した内容を仕訳計上すると、「仕訳ルール」として自動的に登録され、次回以降同じ種類の取引を受信した際に、自動表示(初期表示)されるようになります。
    2. 前回登録された「仕訳ルール」の内容が自動表示(初期表示)された後、その内容を変更した場合は、別の「仕訳ルール」として登録されます。
  8. 取引の確認および補正の終了後、「受信済データの一覧」画面に戻ります。
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取引の確定処理

データの確認後、取引の確定処理を行います。

※仕訳を計上しない(「計上対象」欄が「対象外」)場合も、当作業が必要です。

取引の確定処理方法
  1. 取引の確定処理
    1. 「受信済みデータ一覧」画面に戻ると、補正が完了したデータについては、「仕訳計上」欄に「可」と表示されます。計上しないデータについては、「仕訳計上」欄に「対象外」と表示されます。
    2. [F4 可仕訳計上]ボタンをクリックすると、補正済のデータについて仕訳計上します。また、仕訳計上対象外としたデータについては、選択を確定します。
    3. 仕訳を計上後、計上した仕訳については、仕訳帳等のメニューで確認してください。
  2. 仕訳計上後の伝票確認
    仕訳帳の画面
    1. 伝票画面左上に「レジからのデータ」と表示されます。
    2. 「自動仕訳番号」
      画面右下に表示する「自動仕訳番号」に、システム略称「RZ」がセットされます。なお、数値(連番)はセットされません。
    3. タブレットPOSレジからのデータ受信機能を利用して計上した仕訳を訂正・削除した場合、続けて仕訳ルールを修正できます。
      確認メッセージで、[OK]ボタンをクリックすると、仕訳ルールの確認・修正画面が表示されますので、必要に応じて修正してください。
  3. 仕訳帳などの検索条件指定
    当機能で読み込んだ仕訳は、メニュー「21 仕訳帳」ボタンから起動した場合は、取引の確認「仕訳帳・元帳・科目残高一覧」-「仕訳帳」)などで表示される「検索条件指定」画面において、次のように取り扱われます。
    検索条件指定
    1. 「検索対象仕訳-自動仕訳」
      当機能で入力した仕訳は、システム名「レジからのデータ」の自動仕訳として取り扱われます。「検索対象仕訳」欄内の「自動仕訳」で「レジからのデータ」を選択することで、当機能で入力した仕訳だけを絞り込むことができます。なお、当機能で入力した仕訳の「自動仕訳番号」には、システム略称「RZ」のみをセットしているため、番号では絞り込みできません。
    2. 「検索条件の指定-入力画面」
      当機能で入力した仕訳は、「会計伝票」画面で入力したものとして取り扱いします。当機能で入力した仕訳を検索する場合は、「検索条件の指定」欄内の「入力画面」を「すべて」または「会計伝票」に設定してください。
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タブレットPOSレジからのデータ受信機能の運用

運用方法
  1. 受信店舗の追加
    連携する店舗を追加する際、その店舗についての連携設定が必要です。
  2. 仕訳ルールの確認・変更
    1. 「店舗の選択」画面上部の[仕訳ルール一覧]ボタンから、仕訳ルール一覧画面を起動できます。
      レジからのデータ受信の画面
      当画面では、登録された仕訳ルールを修正、削除等することができます。
    2. 登録済みの「仕訳ルール」が一覧表示されます。
      仕訳ルールの一覧画面
      行でダブルクリックまたはエンターキーを入力すると、その仕訳ルールの内容を確認できます。
    3. 「仕訳ルール」は、店舗ごとに表示されます。画面上部のコンボボックスで、表示対象の店舗を切り替えることができます。
    4. 当画面で新規に「仕訳ルール」を登録する場合は[登録]ボタンを、修正する場合は[修正]ボタンを、削除する場合は[削除]ボタンをそれぞれクリックします。
    5. 仕訳ルールの一覧画面で[登録]または[修正]ボタンをクリックすると下の画面が表示されます。
      仕訳ルールの確認・変更画面
      「条件」と当条件に合致した場合の「扱い」、および初期表示する「仕訳」を登録します。
      1. 仕訳ルールの「条件」の要素は、「店舗」、「取引区分」、「支払方法」です。これらが1つでも異なる場合、別の仕訳ルールとなります。
        ◆ワンポイント◆
        「仕訳ルール」のイメージ
        受信したデータが、登録済みの「仕訳ルール」の「条件部」に該当した場合、「条件該当時の扱い」に基づいて、処理されます。
        仕訳を初期表示する場合のイメージは、以下のとおりです。
        【条件部】受信したデータ
        営業日店舗取引区分支払方法商品カテゴリ取引金額
        12017.11.01飯田橋課税売上現金スタイリング¥108,000
        条件に該当したら、仕訳を初期表示する
        【条件該当時の扱い】
        年月日事業区分借方貸方取引金額元帳摘要
        12017.11.015現金売上¥108,000現金売上 飯田橋店店舗売上

        ◆ワンポイント◆
        支払方法を変更した場合であっても、これまでの仕訳ルールを利用できます。
        タブレットPOSレジ上で「支払方法」を変更した場合であっても、これまでの仕訳ルールを利用することができます。具体的には、以下のとおりです。
        【タブレットPOSレジでの操作】
        • 11 月1 日、支払方法「現金」で課税売上を計上した。
        • 11 月2 日、支払方法を「現金」から「現金(変更)」へ変更した。
        • 11 月2 日、支払方法「現金(変更)」で課税売上を計上した。

        【自計化システムに受信された取引】
        以下のとおり、自計化システムに受信されます。
        営業日店舗取引区分支払方法取引金額
        12017.11.01飯田橋課税売上現金¥10,800
        12017.11.02飯田橋課税売上現金(変更)¥21,600
        支払方法を変更した場合、上記のように「現金」、「現金(変更)」の2種類の支払方法が存在します。この場合であっても、これまで利用していた仕訳ルールは、変更前、変更後の双方の取引に適用できます。
      2. 1つの仕訳ルールに、複数の仕訳を登録することが可能です。必要な場合は、画面下部の[仕訳追加]ボタンをクリックします。登録した仕訳が不要な場合は[仕訳削除]ボタンをクリックします。ただし、「仕訳1」タブは削除できません。
      3. 仕訳ルールの仕訳の各項目は、以下のとおりです。
        自動表示する項目備考
        1課税区分自動表示する「課税区分」です。
        2事業区分自動表示する「事業区分」です。
        3借方科目自動表示する「借方科目コード」および「借方科目名」です。
        4借方口座自動表示する「借方口座コード」および「借方口座名」です。
        5貸方科目自動表示する「貸方科目コード」および「貸方科目名」です。
        6貸方口座自動表示する「貸方口座コード」および「貸方口座名」です。
        7税率自動表示する「税率」です。タブレットPOSレジからのデータ受信機能では、受信したデータの「税率」を常に自動表示します。
        ※補正時に、受信したデータの「税率」を変更しても、当項目は学習されません。
        8取引金額
        1. 初期表示の対象取引が1仕訳で構成される場合
          前回補正した内容は自動表示されません。代わりに、受信したデータの情報を自動表示します。
        2. 初期表示の対象取引が複数仕訳で構成される場合
          「仕訳ルールの確認・変更」画面での設定内容に基づき表示されます。
          1. 「受信金額」
            受信したデータの「取引金額」がそのままセットされます。なお、「受信金額」は「仕訳1」タブでのみ選択可能です。
          2. 「固定金額」
            受信したデータの「取引金額」に関係なく、固定金額をセットします。
          3. 「記憶しない」
            金額は記憶しません。他の仕訳に「受信金額」や「固定金額」が存在する場合は、受信したデータの「取引金額」とそれらとの差額をセットします。
        ※「取引金額」欄は、[仕訳追加]ボタンによって複数の仕訳を登録した場合に限り、選択可能となります。
        9内、消費税等「税率」と「取引金額」に基づいて、自動計算した結果を自動表示します。
        10部門
        1. 前回の補正内容が単一部門の場合
          前回補正した内容が自動表示されます。
        2. 前回の補正内容が複数部門の場合
          自動表示されません。
        11取引先自動表示する「取引先コード」および「取引先名」です。
        12元帳摘要自動表示する「元帳摘要」です。
        13実際の仕入れ年月日前回補正時の「仕入れ年月日の入力パターン」と、今回補正するデータの「年月日」に基づいて自動表示します。
        14収支区分自動表示する「収支区分」です。
        15部門明細の金額入力方法行10 の部門が単一部門の場合は、前回補正時の入力方法(「税抜き金額で入力」又は「税込み金額で入力」)が適用されます。
        ※仕訳の入力項目のうち、「証憑番号」、「税率」は、仕訳ルールとして学習されません。
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最後まで閲覧して頂きありがとうございます。