FX4クラウドの勘定科目情報の登録や修正方法

勘定科目の追加、勘定科目の口座別・取引先別・部門別残高管理の設定等を行います。
「勘定科目情報」画面、及び入力項目と操作方法

項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①科目コード | 半角数字4桁 | 1000~9999の数値で登録します。なお、登録済みの科目コードは変更できません。 |
②勘定科目名 | 全角12文字 | 勘定科目名を入力します。 |
③フリガナ | 半角32文字 | 科目名フリガナを入力します。ここで登録したフリガナは取引入力時の科目一覧画面を「検索型」でご利用の場合、一覧画面に表示されます。利用する一覧画面の種類は「日常業務」タブのメニュー「17 入力制御情報」で設定できます。 |
④貸借区分 | 当該科目が、借方計上時にプラスとなるか貸方計上時にプラスとなるかを選択します。 | |
⑤消費税 | 消費税が発生する科目か発生しない科目かを選択します。P/L科目の場合は「発生する」となります。 | |
⑥資金定義する | 「当座資産の部」の科目について設定します。伝票入力で「資金定義する」とされた科目を使用した仕訳が入力されると資金取引とみなし、資金収支区分の設定を行います。 | |
⑦取引先別管理する | 勘定科目残高を取引先別に内訳管理する場合にチェックします。「開始月」は当月以降で設定可能です。 | |
⑦口座別管理する | 勘定科目残高を口座別に内訳管理する場合にチェックします。「開始月」は当月以降で設定可能です。 | |
⑧部門別管理する | 貸借対照表科目を部門別に内訳管理する場合にチェックします。「開始月」は当月以降で設定可能です。 口座別管理、部門別管理をともに「する」とした場合、口座の登録を行い、その口座について部門と関連づけます。 | |
⑨元帳出力 | ||
1)区分 | 当該科目の元帳を科目、取引先、口座のどの単位で出力するかを指定します。 | |
2)期間 | 当該科目の元帳を毎月出力するか、期末に一括で出力するか指定します。 | |
⑩科目内訳書区分 | 「勘定科目内訳明細書作成システム」に転記する区分を選択します。 | |
⑪販管費区分 | 「販売費及び一般管理費」の科目について、販売費か管理費かを指定します。 | |
⑫経営分析 | 科目の属性を定義します。 | |
⑬固定費割合 | 売上原価から営業外損益の科目について指定します。変動損益計算書の集計に関わります。 | |
⑭対応棚卸科目 | 期首棚卸に対応する期末棚卸、またその逆を指定します。 期首棚卸と期末棚卸は1対1の関係になるようにします。 | |
⑮手形・電債区分 | 手形・電子記録債権科目について、手形として利用するか、電子記録債権として利用するかを設定します。 |
- 操作方法
- 科目の修正、削除を行う場合は、修正、削除したい科目を反転させ[修正][削除]ボタンをクリックします。
- 科目の表示順番を変更するには移動する科目を反転させ、[F2 上へ移動][F3 下へ移動]ボタンをクリックします。
- 取引先別に残高管理している科目を反転させると[F6 取引先別]ボタンが表示されます。残高管理する取引先を登録する場合、クリックします。
- 口座別に管理している科目を反転させると[F7 口座別]ボタンが表示されます。口座の登録をする場合、クリックします。
- 貸借対照表科目で部門別に管理している科目を反転させると[F7 部門別]ボタンが表示されます。残高管理する部門の登録をする場合、クリックします。
- 小計科目を登録する場合は[小計科目登録]ボタンをクリックします。下のウィンドウが表示されます。
- 科目コード、科目名を入力し、貸借区分を選択します。
- 集計する科目を[→追加][削除←]ボタンをクリックして選択します。
- 選択が終了したら[更新]ボタンをクリックします。
- 「勘定科目残高一覧表」等に表示する「純売上高」「当期売上原価」等の合計科目の名称を変更する場合は、[合計科目情報]ボタンをクリックします。
また、「製品製造原価」タブを選択すると、[見出し名称]ボタンが表示されます。当ボタンをクリックすると、「製品製造原価」の見出しの名称も変更できます。 - [読込用ファイル]ボタンをクリックすると下のウィンドウが表示されます。
「FX4クラウド読込用ファイル」では、[ファイル読込]ボタンで読み込む勘定科目情報及び口座情報のレイアウトと同形式で切り出すことが可能です。また、「SX読込用ファイル」では、SXの「勘定科目の設定」メニューで読込可能な形式によるファイル切り出しが可能です。 - [ファイル読込]ボタンをクリックすると下のウィンドウが表示されます。データの開始行と読込対象ファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- 続いて、下のウィンドウが表示されます。
- 読込を行うファイルを指定して[開く]ボタンをクリックします。
- 読込処理を開始します。
- 先に登録されている科目情報を優先し追加で読み込むか、登録済みの科目を削除後、ファイルの内容を読み込むかを選択できます。
「口座及び口座別残高の登録」画面、及び入力項目と操作方法

項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①補助コード | 3桁の英数字 | 口座ごとに一意となるコードを登録します。なお、登録済みの科目コードは変更できません。 |
②口座名 | 全角16文字 | 口座名を入力します。 |
③フリガナ | 半角40文字 | 口座名フリガナを入力します。ここで登録したフリガナは取引入力時の口座一覧画面を「検索型」でご利用の場合、一覧画面に表示されます。利用する一覧画面の種類は「日常業務」タブのメニュー「17 入力制御情報」で設定できます。 |
④残高 | 新規に口座別管理する場合に限り、管理開始時の前月末残高を入力できます。 | |
⑤部門コード | 3桁、または4桁の数字 | 貸借対照表を口座別かつ部門別に管理する場合のみ入力可能な項目です。口座と対応する部門コードを入力します。 |
- 操作方法
- 口座別管理を開始する場合、当画面で口座の登録を行います。
- 口座の登録を行う場合、[登録]ボタンをクリックします。口座コード、口座名を入力します。
管理開始月が月次決算未了月の場合、管理開始月の前月末残高の登録を行います。 - 修正、削除をするには[修正][削除]ボタンをクリックします。
- 口座別管理開始に伴い、仕訳の修正が必要な場合は[F8 修正仕訳]ボタンが表示されます。仕訳を修正する場合はクリックします。
- 登録した口座の表示順を設定する場合は、[F6 並べ替え]ボタンをクリックします。「コード順」「口座名順」「任意指定順」からの選択が可能です。設定した表示順は、当画面及び、伝票入力時の口座一覧画面に反映します。
- 損益計算書科目の場合、[F7 部門別]ボタンが表示されます。
口座別残高の部門内訳の確認(登録)が可能です。クリックすると下のウィンドウが表示されます。
管理開始月が月次決算未了の場合、残高の登録が可能です。
[F7 一覧切替]ボタンをクリックすると、「残高のある部門を表示」と、「すべての部門の表示」が切り替わります。 - 口座別・部門別管理の両方を開始するとした貸借対照表科目の場合は、下の画面が開きます。
口座の登録時に対応する部門を設定します。なお、部門コードは省略可能です。
口座別管理開始に伴い、仕訳の修正が必要な場合は[F8 修正仕訳]ボタンが表示されます。仕訳を修正する場合はクリックします。 - また、口座別・取引先別・部門別のすべてを開始するとした貸借対照表科目の場合は、下の画面が開きます。
この場合に限り、口座別残高の取引先別内訳の登録を行います。
登録した残高は、「部門別科目残高一覧」等の画面において、当該口座に対応する部門の残高として表示されます。
「部門別の残高登録」画面、及び入力項目と操作方法

項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①部門コード | 3桁、または4桁の数字 | 登録済みの部門コードを入力します。 |
②部門名 | 選択した部門コードに対応する部門名が表示されます。ここでは入力できません。 | |
③残高 | 新規に部門別管理する場合に限り、管理開始時の前月末残高を入力できます。 |
- 操作方法
- 貸借対照表科目で部門別管理を開始する場合、残高管理する部門を当画面で登録します。
- 部門別の残高を[登録]ボタンをクリックして登録します。
管理開始月が月次決算未了月の場合、管理開始月の前月末残高の登録を行います。 - 部門別の残高の修正、削除はそれぞれのボタンをクリックします。
(注意)部門別の残高の削除です。部門自体が削除されることはありません。 - 部門別管理開始に伴い、仕訳の修正が必要な場合は[F8 修正仕訳]ボタンが表示されます。仕訳を修正する場合はクリックします。
- 取引先別管理もしている貸借対照表科目の場合、[F7 取引先別]ボタンが表示されます。部門別残高の取引先内訳の確認(登録)が可能です。クリックすると下のウィンドウが表示されます。
管理開始月が月次決算未了の場合、残高の登録が可能です。[F7 一覧切替]ボタンをクリックすると、「残高のある取引先を表示」と、「すべての取引先の表示」が切り替わります。 - また、口座別・取引先別・部門別のすべてを開始するとした貸借対照表科目の場合は、[F7 口座取引先]ボタンが有効になります。クリックすると下の画面が開きます。
この場合に限り、口座別残高の取引先別内訳の登録を行います。
登録した残高は、「部門別科目残高一覧」等の画面において、当該口座に対応する部門の残高として表示されます。 - 管理開始月が月次決算されると、残高の登録・修正はできません。
「取引先別の残高登録」画面、及び入力項目と操作方法

項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①取引先コード | 6桁の数字 | 登録済みの取引先コードを入力します。 |
②取引先名 | 選択した取引先コードに対応する取引先名が表示されます。ここでは入力できません。 | |
③残高 | 新規に取引先別管理する場合に限り、管理開始時の前月末残高を入力できます。 |
- 操作方法
- 取引先別管理を開始する場合、残高管理する取引先を当画面で登録します。
- 部門別の残高を[登録]ボタンをクリックして登録します。
管理開始月が月次決算未了月の場合、管理開始月の前月末残高の登録を行います。 - 取引先別の残高の修正、削除はそれぞれのボタンをクリックします。
(注意)取引先別の残高の削除です。取引先自体が削除されることはありません。 - 取引先別管理開始に伴い、仕訳の修正が必要な場合は[F8 修正仕訳]ボタンが表示されます。仕訳を修正する場合はクリックします。
- 「ファイル切出」ボタンで、該当科目の取引先別残高を切り出すことが可能です。
- 「ファイル読込]ボタンをクリックすると下のウィンドウが表示されます。
ファイルに存在しないデータの取り扱いとして、「残す」または「破棄する」のいずれかを選択します。
続いて表示されるウィンドウで、[開く]ボタンをクリックすると、読込処理が開始します。 - 部門別管理も行っている貸借対照表科目の場合、また、損益計算書科目の場合は、[F7 部門別]ボタンが有効になります。クリックすると下の画面が開きます。
管理開始月が月次決算未了の場合、残高の登録が可能です。[F7 一覧切替]ボタンをクリックすると、「残高のある部門を表示」と、「すべての部門の表示」が切り替わります。 - また、口座別・取引先別・部門別のすべてを開始するとした貸借対照表科目の場合は、[F7 口座取引先]ボタンが有効になります。クリックすると下の画面が開きます。
この場合に限り、口座別残高の取引先別内訳の登録を行います。
登録した残高は、「部門別科目残高一覧」等の画面において、当該口座に対応する部門の残高として表示されます。 - 管理開始月が月次決算されると、残高の登録・修正はできません。
「要修正仕訳」画面、及び操作方法

- 操作方法
- 勘定科目の内訳管理(口座別、取引先別等)開始に伴い、仕訳の修正が必要な場合があります。当画面で修正が必要な項目のみを修正できます。
- 修正が必要な仕訳が一覧表示されます。口座、部門、取引先を追加入力します。
- すべての仕訳の修正が終了するか、[F4 入力終了]ボタンがクリックされると、更新処理を開始します。
最後まで閲覧して頂きありがとうございます。
- この記事を書いた人
- 都心綜合会計事務所
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