FX4クラウドの仕訳読込の業務システムの登録方法

連携対象となる業務システムを登録します。また、業務システムごとに、仕訳読込時に行う整合性チェックの内容の設定や決算整理仕訳として読み込むかどうかの設定を行います。
業務システムの登録画面、及び入力項目

業務システムごとに以下の設定を行います。
項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①コード | 101~998 | 業務システムの「コード」を入力します。当システムに読み込むファイル内の項目「システム番号」には、当欄に入力した「コード」をセットします。Excel フォーマット(Excel からの仕訳計上機能)や他の業務システムで使用しているコードは、登録できません。 |
②頭文字 | 2 桁の半角英数字のみ有効 | 業務システムの「頭文字」を入力します。 仕訳を読み込んだ後、仕訳帳や元帳などで読み込んだ仕訳を確認する際に、各仕訳上の項目「自動仕訳番号」には、当欄に入力した「頭文字」と読み込むファイル内の項目「自動仕訳番号」の値(6桁)が組み合わされて表示されます。 (例) 「頭文字」が「AB」で、「自動仕訳番号」が「1」の場合、仕訳帳上の「自動仕訳番号」には、「AB000001」と表示されます。 なお、Excel フォーマット(Excel からの仕訳計上機能)や他の業務システムで使用している頭文字や、次の頭文字は使用できません。 (使用できない頭文字)①A1、②CR、③DX、④EX、⑤FM、⑥HT、⑦IB、⑧MT、⑨PM、⑩PP、⑪PX、⑫RZ、⑬S0、⑭S1、⑮SX、⑯TK、⑰TP、⑱TX、⑲TY |
③業務システム名 | 全角20 文字 | 業務システムの名称を入力します。 |
④自動仕訳番号の連続性チェック | ||
1)項目「自動仕訳番号」が連続していない場合に警告を表示 | ファイルを読み込む際に、仕訳上の項目「自動仕訳番号」の連続性のチェックを行うかどうかを設定します。 当欄にチェックを付けた場合、仕訳読込時に以下の「自動仕訳番号の連続性チェック」が行われます。当チェックに該当した場合は、警告メッセージが表示されます。 ①読み込むファイル内に、「自動仕訳番号」が空欄の行が存在する ②読み込むファイル内で、「自動仕訳番号」が連続していない(重複または欠落) ③前回読み込んだファイルの「自動仕訳番号」(最大値)と今回読み込む仕訳ファイルの「自動仕訳番号」(最小値)が連続していない(重複または欠落) | |
2)自動仕訳番号の付番ルール | 上記①の「項目「自動仕訳番号」が連続していない場合に警告を表示」欄にチェックが付けた場合に、自動仕訳番号が業務システム側でどの単位で付番されるのかを選択します。 自動仕訳番号の連続性チェックは、当欄に選択した単位で行われます。「事業年度ごとに付番」または「月ごとに付番」を選択した場合は、「仕訳ファイル」内の「取引年月日」を基に、「事業年度ごと」または「月ごと」に「自動仕訳番号の連続性チェック」が行われます。 | |
⑤ファイルのタイムスタンプ | ||
1)作成後に更新されたファイルの場合に警告を表示 | ファイルの改竄に関する整合性チェックを実施する場合は当欄にチェックを付けます。当欄にチェックを付けることで、ファイルの「更新日時」が「作成日時」から60 秒以上経過している場合に警告メッセージが表示することができます。業務システムからファイルを出力した後で、何らかの修正が行われた場合、「作成日時」はそのままですが「更新日時」が新たに書き換わります。(大容量のファイルを新規に作成する場合は作成日時と更新日時には数秒の誤差が発生します。)このため、このような場合に警告メッセージを表示することができ、ファイルの改竄を防止できます。 | |
2)作成後、○日経過しているファイルの場合に警告を表示 ※「○」欄は別途設定できます。 | ファイルの放置に関する整合性チェックを実施する場合は当欄にチェックを付けます。当欄にチェックを付けることで、仕訳連携処理を行おうとした日時と「作成日時」とを比較し、ある程度の期間が経過している場合に警告メッセージを表示することができます。業務システムから出力したファイルをある程度の期間放置し、その後に読み込むような運用を防止できます。 | |
3)ファイルの放置の許容期間 ※上記2)の「○」欄に相当 | 1~999 の整数 | 上記2)の「ファイル作成後、○日以上経過している場合に警告を表示」欄にチェックを付けた場合に、ファイル作成後から読込までの期間について許容しない期間の最小値を日単位で入力します。 |
⑥同一仕訳のチェック | ||
1)以下の項目が同一である仕訳がすでに存在する場合に警告を表示 ・取引年月日、勘定科目、取引先、取引金額 | 読込対象の仕訳がすでに入力されているかをチェックする場合は当欄にチェックを付けます。 当欄にチェックを付けることで、入力されている仕訳の中で、読み込む仕訳と以下の項目が同一である仕訳がすでに存在する場合に警告メッセージを表示することができます。 ・取引年月日、勘定科目、取引先、取引金額 | |
⑦消費税率のチェック | ||
1)標準税率・軽減税率と異なる税率が存在する場合に警告を表示 | 読込対象の仕訳にセットされた税率が、税率テーブルの「標準税率」または「軽減税率」と同じかどうかをチェックする場合は当欄にチェックを付けます。 チェックを付けることにより、読込対象の仕訳にセットされた消費税率が次のいずれかの条件を満たす場合に警告メッセージを表示することができます。 ①仕訳の「年月日」時点で有効な税率テーブルの「標準税率」または「軽減税率」と、仕訳データの税率が異なっている。 ②仕訳の「実際の仕入れ年月日」(至年月日)時点で有効な税率テーブルの「標準税率」または「軽減税率」と、仕訳データの税率が異なっている。 | |
⑦当システムから連携する仕訳は「決算整理仕訳」とする | 「決算整理仕訳」を出力する業務システムの場合は当欄にチェックを付けます。当欄にチェックを付けることで、該当する業務システムから連携する仕訳は決算整理仕訳として読み込まれます。 | |
⑧TKC 証憑ストレージサービスに保管された証憑の証憑IDを併せて読み込む | 仕訳読み込みの際に、仕訳とTKC証憑ストレージサービスに保管済みの証憑の証憑IDを併せて読み込むかを設定します。 当欄にチェックを付けることで、仕訳の読み込み時に、指定されたTKC証憑ストレージサービスの証憑を仕訳に関連づけます。 なお、TKCシステム(コード001~100 までと999)については、当項目を設定することはできません。 |
- ボタン
- [F5 上へ][F6 下へ]ボタンで、業務システムの表示順を任意に設定できます。
- [登録]ボタンで登録した「業務システム」を削除できます。なお、TKCシステムである次の業務システムは削除できません。
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- (1000)他社システム(期末整理)
- [印刷開始]ボタンで帳表「連動対象業務システム一覧表」を印刷できます。
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- この記事を書いた人
- 都心綜合会計事務所
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