FX4クラウドに読み込ませる「Excelのフォーマット」の設定方法

Excelからの仕訳計上機能で活用するExcelフォーマットをFX4クラウドに登録します。Excelフォーマットごとに、ファイルのレイアウトや仕訳読込テンプレートを設計します。
概要

1.「登録」ボタンまたは「名称変更」ボタンで、「Excelフォーマットの登録」画面を起動できます。
2.「削除」ボタンで、登録したExcelフォーマットを削除できます。
3.「1.受入レイアウト」ボタンで、「受入レイアウト」画面を起動できます。
4.「2.仕訳読込テンプレート」ボタンで、「仕訳読込テンプレート」画面を起動できます。
⇧目次に戻るExcelフォーマットの登録画面、及び入力項目

項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①コード | 101~998 | Excelフォーマットの「コード」を入力します。当システムに読み込むファイル内の項目「システム番号」には、当欄に入力した「コード」をセットします。なお、業務システム(仕訳読込機能)で使用しているコードや、他のExcelフォーマットで使用しているコードは登録できません。 |
②頭文字 | 2桁の半角英数字のみ有効 | Excelフォーマットの「頭文字」を入力します。なお、業務システム(仕訳読込機能)で使用している頭文字、他のExcelフォーマットで使用している頭文字、および次の頭文字は使用できません。 (使用できない頭文字)①A1、②CR、③DX、④EX、⑤FM、⑥HT、⑦IB、⑧MT、⑨PM、⑩PP、⑪PX、⑫RZ、⑬S0、⑭S1、⑮SX、⑯TK、⑰TP、⑱TX、⑲TY |
③Excelフォーマットの名称 | 全角20文字 | Excelフォーマットの名称を入力します。 |
④計上する仕訳は「期末整理仕訳」とする | 当Excelフォーマットから計上する仕訳を「期末整理仕訳」として計上する場合は当欄にチェックを付けます。 |
受入レイアウト画面、及び入力項目

Excelフォーマットごとに以下の設定を行います。
項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①ファイル受入レイアウトの選択 | 受け入れるファイルのレイアウトを「レイアウト1(単純仕訳形式)」とするか「レイアウト2(複合仕訳形式)」とするか選択します。この設定は、メニュー「32 ファイルレイアウト設定」の設定と同様です。 | |
②データ1行から生成する仕訳数 | 1~99の整数 | Excelのデータ1行から生成される仕訳数を入力します。なお、当欄は「レイアウト1(単純仕訳形式)」を選択した場合のみ有効となります。当設定も、メニュー「32 ファイルレイアウト設定」の設定と同様です。 |
③データの開始行 | 1~999の整数 | 当欄は「仕訳読込テンプレートの利用」欄を「利用する」と設定した場合に限り選択できます。計上対象のExcelファイルの各行のうち、仕訳部に該当する行の先頭行を入力します。当欄に入力した行よりも上の行については、タイトル行として計上対象外となります。当設定も、メニュー「32 ファイルレイアウト設定」の設定と同様です。 |
なお、Excelからの仕訳計上機能は、業務システムからの仕訳読込機能と異なり、表示形式を「日付」と定義したセルから計上することを前提としているため、日付形式の設定は不要です。また、Excelからの計上を前提としているため、区切り文字や拡張子等の設定も不要です。
⇧目次に戻る仕訳読込テンプレート画面、及び入力項目と操作方法

項目名 | 入力桁数 | 内容 |
---|---|---|
①セットする値(画面右側のラジオボタン群) | 「列の値」「セルの値」「固定値」「文字列の編集値」「計算した値」「条件に応じた値」「省略」の中から選択します。 1)「列の値」とした場合、該当行の指定した列の値をそのまま計上します。 2)「セルの値」とした場合、行に関係なく、指定したセルの値をそのまま計上します。ヘッター部の値を読み込む運用を想定した設定です。 3)「固定値」とした場合、入力した「固定値」を計上します。 4)「文字列の編集値」とした場合、複数の列の値を結合した文字列や、逆に文字列の1部分のみを抽出した値を計上します。 5)「計算した値」とした場合、ファイル上の値や「固定値」を元に設定した計算式の結果が計上します。 6)「条件に応じた値をセット」とした場合は、条件を定義し、条件ごとに計上する値を設定します。 7)「省略」とした場合、選択中の項目の計上を省略します。 | |
1)列 | 当入力欄は、「列の値」の場合のみ設定できます。 「ひな型ファイルまたはテスト用データ」における各列の中から、選択中の項目に該当する列を選択します。 | |
2)セル | 当入力欄は、「セルの値」の場合のみ設定できます。 セルの座標(例:A1、AA10 など)を入力します。なお、R1C1形式での座標指定はできません。 | |
3)固定値 | 半角40文字 | 当入力欄は、「固定値」の場合のみ設定できます。 選択中の項目に読み込む値を入力します。 |
4)文字列の編集値 | 「文字列の編集値」の場合に読み込む文字列を設定します。 | |
5)計算式 | 「計算した値」の場合に「計算式」を設定します。 | |
6)条件 | 「条件に応じた値」の場合に「条件」を設定します。設定できる「条件」の数に制限はありません。 |
- 操作方法
- 設計方法の選択
当画面をはじめて表示した場合、「設計方法の選択」画面が表示されます。
設計方法として、「新規に設計」または「設計済の読込テンプレートから複写」から選択します。- 新規に設計
設計済の読込テンプレートの内容を複写せず、新規に読込テンプレートを定義する場合は「新規に設計」を選択します。「新規に設計」を選択し、「OK」ボタンを押下すると、「ひな形ファイル」の読込画面が表示されますので、仕訳計上するExcelファイルおよび仕訳計上対象のシートを選択します。 - 設計済の読込テンプレートから複写
他のExcelフォーマットや業務システム(仕訳読込機能)の仕訳読込テンプレートから複写する場合は、「設計済の読込テンプレートから複写」を選択します。この設計方法の場合、仕訳読込テンプレート画面の「テンプレートファイル切出」ボタンから、あらかじめテンプレートファイルを出力しておく必要があります。
「設計済の読込テンプレートから複写」を選択し、「OK」ボタンを押下すると、「テンプレートファイルの読込」画面が表示されますので、複写元のテンプレートファイルを指定します。
- 新規に設計
- 設計方法の選択
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- 都心綜合会計事務所
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